習志野市の雨漏り修理・瓦葺き替え・屋根リフォームは株式会社丸治瓦店へ

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2025.05.03

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船橋・習志野・八千代で多い雨漏りの原因2つ!雨漏りが増える梅雨・台風前に点検をお勧めします。

天井に広がるシミ、雨の日の「ポタポタ」音──そのままにしていませんか?

ある日ふと天井を見上げると、薄いシミがじわじわと広がっている……

雨の夜には、どこからともなく「ポタポタ」という小さな音が聞こえてくる……

 

千葉県の船橋市・習志野市・八千代市は東京湾に面し、夏は湿った南東風、冬は乾いた北西風が吹きつける“太平洋岸式気候”のエリアです。年間降水量は1,400mmを超え、台風シーズンには激しい強風雨にさらされるため、屋根への負荷がたいへん大きくなります(出所:気象庁 気象データ統計〈千葉県千葉〉)。

 

こうした厳しい気象条件のもとでは、前述のような違和感を抱えたまま暮らしているご家庭も少なくありません。屋根は家族の暮らしを守る大切な傘です。放置すれば、被害は静かに、しかし確実に進行します。

 

私たち丸治瓦店は習志野市で創業してから40年以上、屋根工事ひと筋で歩んできました。瓦を一枚ずつ丁寧に葺きながら感じるのは、「屋根を大切にすることこそ、家族の安心を守ること」ということです。

本記事では、雨漏りを未然に防ぐためのポイントを、わかりやすくお伝えします。もうすぐ梅雨。今こそ屋根に目を向ける絶好のタイミングです!

 

千葉県における瓦屋根の雨漏りの二大原因

雨漏りの様子

 

千葉県で雨漏りのご相談を受けると、その原因は大きく二つに分かれます。

 

ひとつは2011年の東日本大震災や、千葉県に多い大型の台風・大雨のあとに行われたコーキングによる応急処置が、時間の経過とともに不具合を招くケース。

もうひとつは、築年数が進むにつれて顕在化する谷板金(たにばんきん)の劣化です。

 

本記事では、この二大原因と地域特有の気象・災害リスクを踏まえながら、雨漏りを防ぐためのポイントを解説します。

 

2011年の東日本大震災の「応急処置」の問題

 

災害後に潜む“かくれ雨漏り”

 

近年、千葉県は大型台風や地震に何度も見舞われています。

 

2011年3月 東日本大震災(M9.0):千葉県でも震度6弱を観測し、液状化や瓦の落下など屋根への被害が報告されました。

2019年9月 台風15号(ファクサイ):最大瞬間風速57.5 m/sを観測し、千葉県全域で大規模停電と屋根の飛散被害が発生。

2019年10月 台風19号(ハギビス):記録的な豪雨で河川が氾濫し、屋根材のずれや割れが多数報告されました。

2021年10月7日 千葉県北西部地震(M5.9):習志野市でも震度5弱を観測し、瓦の落下・ひび割れが相次ぎました。

 

こうした災害の直後に、「コーキング」で応急処置がなされるケースが多々あります。

 

屋根工事の知識を持たない訪問販売業者が災害のあった地域を1軒1軒まわり、「コーキングですぐ直せますよ」と提案して回ったり、屋根に明るくない職人さんが応急処置としてコーキング工事を施すケースも少なくありません。

 

その場では雨水の侵入が止まったように見えても、数年後には内部で腐食が進行し、雨漏りとなって顕在化する——これが現在多発している雨漏りトラブルの大きな要因になっています。

 

▼震災時に被害の大きかった棟の様子。屋根に明るくない業者が、「余震に備えて棟をガチガチに固めましょう」と提案することが多くありました。

3.11大震災時の棟瓦の被害(重度)

特に2011年の東日本大震災直後はコーキングによる対処が顕著でした。千葉県に限らず、「余震を防ぐ」という理由で棟(むね)を“ガチガチ”に固定されたご自宅もよく見受けられます。

 

その結果、8年後の2019年台風15号・19号では、そのときのコーキングが硬化・劣化し、強風で瓦が一気にめくれたり、排水が詰まって内部に大量の雨水が回り込んだりする被害が多数発生したのです。

 

▼震災時に「地震と雨漏りを防ぐため」と言われ、不適切にコーキングされた棟(むね)。平部にもすべての隙間がコーキングで埋められています。数年後、ひどい雨漏りにつながりました。

棟瓦を地震に強くするため、雨漏りを止めるためと言われた不適切なコーキング処置(数年後雨漏りした)

 

 

コーキング工事とは?

 

コーキングとは、シリコンやウレタンなどの充填材で屋根材の隙間やヒビを塞ぎ、雨水の侵入を一時的に防ぐ“接着・目地埋め”の工程のことです。瓦や板金を固定するうえで必要不可欠な作業であり、コーキングそのものが悪いわけではありません。

一方で、手軽な分だけ耐久性には限界があり、応急処置にとどまりやすい という特徴があります。

 

・メリット:施工が短時間で費用も安価。DIYでも取り組めるほど手軽で、初期の防水効果が高い。雨漏りリスクが低い箇所の簡易的な補修であれば、費用対効果は高い。

・デメリット:排水経路をふさぐと湿気がこもり、下地を腐朽させる恐れがある。紫外線や温度変化で硬化・ひび割れが起こりやすく、寿命は数年程度と短い。

 

コーキングで“塞いだはずの隙間”が、逆に雨水の逃げ道をふさいでしまい、下地材の腐朽や金属部の錆びを早める原因にもなります。表面がきれいに見えている間にも、水は別ルートを探してじわじわと内部を侵食し、気がつけば天井にシミが──これが“かくれ雨漏り”です。

 

つまり、コーキングは屋根工事に欠かせないものの、これだけで台風や地震などすべての天災に備えられるわけではない ということです。簡易的ゆえに一般の方でも手を出しやすい反面、長期的に安心を得るには専門家による定期点検と計画的な補修が不可欠です。

 

2019年の大型台風の被災から五年以上が経過した今でも、「当時コーキングで直したはずなのに雨漏りが始まった」というご相談が後を絶ちません。

災害のあとの応急処置を思い出した方は、シミや音がなくても一度専門家の点検を受けることをおすすめします。早期発見こそ、将来の大規模修繕を防ぐ最善策です。

 

 

 

築年数が経つと要注意!谷板金(たにばんきん)の盲点

 

▼穴が空いた銅製の谷板金

銅の谷板金 穴あき

千葉県に限らず、雨漏りの原因として谷板金の劣化が挙げられます。屋根の”谷”は雨水が一点に集まるため、わずかな腐食でも屋根裏へ水が流れ込みやすく、被害が大きくなる傾向があります。

 

谷板金とは?

 

屋根の面と面が合わさってできる“谷”に敷かれた金属板で、雨水を安全に排水する水路のような役割を担います。

瓦屋根・金属屋根を問わず広く用いられており、素材は銅やガルバリウム鋼板などが一般的です。

 

特に銅製の谷板金は経年劣化で穴が開きやすく、雨漏りの主因となりがちです。穴が開いた場合は、耐久性に優れるガルバリウム鋼板やカラーステンレス製の谷板金へ取り替えるのが一般的です。全国で採用されているため、谷板金の劣化は地域を問わず雨漏り原因の主要因となっています。

 

▼ガルバリウム製の谷板金に交換した様子

谷板金交換ガルバへ

 

初期の段階なら谷板金の補修だけで済む

 

長年の雨風や瓦の成分との化学反応で銅製の谷板金に小さな穴が開くと、雨水はそこから下地へ直接浸入します。それが雨漏りにつながります。

 

ただし、早い段階で劣化を発見できれば、穴の補修や部分的な板金交換だけで対応可能 です。工期も短く費用も抑えられます。

一方で、放置して下地まで腐食が進んでしまうと、大掛かりな補修が必要となり費用が跳ね上がります。

 

早期点検による早期発見が、住まいを長持ちさせる鍵です。

 

▼雨漏りが進行し、腐食してしまった下地

雨漏りしている部分の下地の状態

 

雨漏りする前に!梅雨・台風前のこの時期にメンテナンスを

 

 

梅雨・台風の時期は、長雨やゲリラ豪雨による雨漏りのリスクが高まる時期です。

雨漏りは一度起こると住宅の寿命を縮め、資産価値を下げてしまいます。梅雨入り前に“未然に防ぐ”ことが何より大切です。

もう一点、梅雨が明けると雨漏りが増えるため、屋根業者の予約が取りづらくなります。台風シーズンも重なるため、職人のスケジュールは早々に埋まりがちです。

 

つまり、梅雨の前に点検とメンテナンスを終えておくことで、待ち時間や緊急対応の追加費用を避けられるメリットがあります。

 

点検の際には、併せて雨樋(あまどい)の点検もされるのをお勧めいたします。雨風が強い千葉ならではの雨樋(あまどい)の注意点もお伝えしておりますので、ご確認いただけますと幸いです。

 

雨風の強い習志野市は、雨樋(雨どい・雨とい)に要注意!地元の瓦屋が解説します。

地元の瓦屋が解説!習志野市の屋根修理、失敗しない業者選び【7つのポイントと注意点】

 

 

まとめ:少しでも不安を感じたら、まずはお気軽にご相談を

 

コーキングでひとまず落ち着いたように見える屋根でも、時間がたてば傷みは静かに進みます。特に谷板金は目に見えにくいため、劣化に気付きにくい場所です。

梅雨前の今なら、点検もメンテナンスも比較的スムーズに行えます。「天井のシミが気になる」「雨の日にポタポタ音がするかも」——そんな小さなサインでも大丈夫。少しでも不安があるうちに、まずは丸治瓦店へお気軽にご相談ください。

 

早めの点検・小規模な補修で、大切な住まいを長く快適に保ちましょう。

 

 

屋根の心配事、丸治瓦店にご相談ください!

 

「うちの屋根、一度専門家に見てもらいたい」
「とりあえず見積もりだけお願いできる?」

 

もちろんです!私たち丸治瓦店は、習志野市に根ざし、皆さまの大切な屋根を守るお手伝いをさせていただいております。瓦一枚の交換から、屋根全体の葺き替え、雨漏りの特定・修理まで、屋根に関するお悩みなら何でもご相談ください。

 

経験豊富な職人が、お住まいの状況を丁寧に点検し、習志野市の気候特性も考慮した上で、最適な修理プランをご提案いたします。

 

しつこい営業は一切行いませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 


 

▼対応地域

千葉県習志野市を中心に、下記エリアに対応しています。

対応可能エリア:
習志野市、船橋市、千葉市、八千代市、その周辺エリア

▼対応工事・施工事例

  • 雨漏り修理や葺き替え、カバー工法、雨樋交換や雪止め設置など、幅広い屋根工事に対応しております。詳細は屋根工事のページからご確認ください。このページに記載がない工事にも対応できることがありますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • 施工事例や工事価格は施工実績のページからご覧いただけます。

 

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無料相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせください!

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大切なお住まいを守るために、一緒に最適な方法を見つけましょう!

丸治瓦店

地元習志野の屋根工事店として、地域のお客様を大切にしています。お問い合わせ・見積り、お気軽にご相談ください!

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