2023.09.26
施工事例紹介
セキスイかわらUからガルバリウム縦平への葺き替え 千葉市
波型で瓦を模したような形のスレート屋根材である「セキスイかわらU」は、
アスベスト含有のもの(1975~1990年)と、アスベストの無いもの(1990~2007年)が生産されました。
しかし、残念ながら多々不具合があったため、現在は生産終了しています。
今回は、アスベストの入っていない「セキスイかわらUゼロアスベスト」からの雨漏りの事例のご紹介です。
アスベストを抜いたこの屋根材は、耐久性も低く、塗装も意味をなさないため、割れや欠け、はがれから雨漏りを引き起こしてしまいます。
2019年に千葉県を襲った台風15,19号の後から雨漏りが激しくなってしまったとのことで
ブルーシートで養生していたそうなのですが、この数年でさらに雨漏りが悪化してしまったとご相談いただきました。
アスベスト含有の屋根材ですと、撤去処分代が割り増しになってしまいますが、
今回はゼロアスベストですので、証明書を発行してもらい撤去作業に移ります。
セキスイかわらUには、アスベスト有り無しの確認が必要です。
アフターフォローをしているセキスイルーフテックさんにお願いすると数日で発行してもらえます。
ちなみに、下の写真は、2階がアスベスト無し、1階がアスベスト有のセキスイかわらUです。
アスベスト無しの劣化状態がよく分かりますね。
下の防水シート(ルーフィング)や野地板の状態です。
新しい野地板を貼り、防水シート、ガルバリウム鋼板屋根を施工していきます。
屋根の勾配が緩いため、縦葺きの屋根材を使用しています。
登頂には、換気棟を施工し完工です。
完工後も、ドローンにて撮影いたします。
雨漏りから、ご不安な毎日が続いていたとのことでしたが、
安心して眠れるようになったとのお声をいただき、職人一同ほっといたしました。
今回のセキスイかわらUなどの屋根材や、屋根の勾配・形状によって、
処分費や使用できる屋根材の種類も変わってきます。
悩まれていることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。