2023.06.04
お知らせ
訪問販売業者からの指摘 習志野市
近隣を回っている訪問販売業者から、
「棟瓦が崩れそうなのが見えました。危険なので修理しましょうか。」と指摘を受けたとご相談がありました。
しかし、敷地の外側から見えるのは、この部分。
経年劣化はあるものの、漆喰もはがれておらず、棟瓦もゆがんだりしていません。
段々に積まれている熨斗瓦(紐のし瓦)も、数十年前の施工ですが緊急を要する不具合は見られません。
これはドローンで近づいて撮影・確認できた状態です。
敷地の外から肉眼で見るとなると、すでに大きな崩れがない限り、見えないかと思います。
それでも、悪質な訪問販売業者は、狙いを定めて声をかけてきます。
もしかしたら、屋根のことよりも敷地内の物色が目当ての業者もいるかもしれません。
ご連絡をいただき、すぐにドローンで屋根点検させていただきました。
色々な角度から撮影し、その場で現状を画像とともにご確認いただきました。
メンテナンスが必要なところ(谷板金周り)も今後の参考としてお伝えしました。
しかし、メンテナンスが必要な部分は外からは見えないところ。
訪問販売業者の指摘が、不安を煽る営業トークだったと分かります。
習志野警察署にドローン飛行の連絡をする際に、こういうケースが市内で多発していることを伝えると
警察署にも多くの相談が寄せられているとのことでした。
「もし分かれば、その業者の名前等を控えておいてほしい」と。
不当な金額で工事を行ったり、必要でない過剰工事を行う業者もいます。
そんな業者の不良工事のせいで数年後に雨漏りしたお宅も数多くあります。
つい先日、東京でも同様のケースで、詐欺未遂容疑で逮捕者が出たとの報道もありました。
とても残念なことです。
屋根の工事は、複雑で高い技術を要します。
「かわらぶき技能士」「建築板金技能士」という国家検定の資格もありますので、
取得されている工事店さんを選ぶなど、工事店選びの参考になさってください。